なめ朗でやんす!【螢幕判官 Behind The Screen】クリアしたのであらすじとネタバレ。
父親殺しの容疑者である奥歯くんの真相を知るべく、バブゥな頃から奥歯の人生を辿っていく。
バブゥ時代をプレイしてるときはここまでの名作とは露知らず、割りとべろんべろんで記憶が曖昧なため割愛。
・ママが家を出ていってる
・親父が不倫魔
・親父がアル中
の基礎情報は序盤で明らかになっていきます。
その後の奥歯中学編から⌒(ё)⌒
学校内の理不尽な父権主義を覆すべく生徒会選挙に立候補し、公開討論(物理)のすえ見事七光少年ボーイ高くんを倒す事に成功した奥歯。
しかし喜ぶのも束の間、高くんが全校生徒の前で、奥歯父が学校の先生と不倫している事、それにより奥歯母が家を出てしまっていることを暴露。
(因みにこの事実は高くん側の仲間に脅迫された奥歯友がゲロっちまったものであるが、奥歯はダチを恨むような思想の持ち主ではないのだ!)
血を侮辱された奥歯は我慢ならず高くんをぶん殴り、計画通り...!と言わんばかりに高くんは奥歯の暴力性を訴えつつ「彼の家庭環境が彼をねじ曲げてしまったのだ...」と慈悲深さを演出。
哀れ奥歯は止めに入った役員により壇上から引き摺りおろされてしまう。
あれもこれも全部アル中不倫くそ親父のせいやんけ...!
と憤りながらも学生なので実家で暮らす奥歯。
毎日学校とバイトに明け暮れへとへとな奥歯に「酒買ってこい」とわめく典型的アル中な奥歯父。
嫌気がさした奥歯は部屋に閉じ籠る。
僕はなんの為にここにいるんだ...
奥歯の部屋にあるコートもギターも、奥歯父の嫌な思い出と現状の辛苦がこびりつき、見ても苛立ちと哀しみが増すだけだ。
自室を出ると酩酊奥歯父とのバトルが始まる。
勝利すると冒頭の「父親殺しの容疑で息子(奥歯)を逮捕」ニュースが流れる。
真っ暗な道をとぼとぼと歩いていく奥歯。
進んでいくと、今まで出会った人々ひとりひとりと会話をすることになる。
(奥歯が自分と向き合い、偏見や思い込みを捨て他者を視ようとしていることが窺える)
そして最後のひとりは奥歯父。
本当に僕が父さんを殺したの?
僕は本当に愛されていなかったの?
僕は本当に父を憎んでいたの?
僕は何故、父のもとを離れなかったのだろう...
ここで自室のシーンに戻る。
泥沼の中で黒く濁って見えていたコートやギターにも、父との愛しい思い出が隠れていたことに気付く奥歯。
自室を出ると、何者かに殺され血だらけの奥歯父。
泣きながら駆け寄り血がつくのもお構い無しに必死に救おうとする奥歯。
そこへ警察が...
ΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦ
ハッピーエンドではないけれど、奥歯が自分を軽蔑せずに済むような、また肉親を憎みきらずに済むような、立派な成長の仕方をしてくれたのが嬉しくて誇らしくて泣きました。
香港のゲームって暗いし理不尽なんだけど、ぽっと灯る淡い光が最期に残るストーリー多い気がする。
笑えるし泣けるし絵もキャラも良いしとっても愛せるゲームでした!
大分ざっくりまとめたけど実際もっとおもろいエピソードあるし、ボリュームもお値段相応で丁度良いので是非やってみてほしい。
ジャケ買いで後悔はさせない!
因みにバトルは基本タイミングゲーなのでマリパとか得意な人は余裕かと思われます。
ぼくにはとてもできない